あけましておめでとうございます。
昨年は多くの人からあっという間の一年だったと聞きました。
世の中はいろいろな人が入り混じって住んでいますが、一部の人にとって
震災という経験は大きく価値観を変えるきっかけになったようです。
私たちにとっても大きく変化をした1年になりました。
震災は東京に住む人にとっても決して人事ではなく、いつ同じような
体験をするのか、そしてどのような備えや対策が必要なのかを考えさせられました。
東洋医学では体が病気であっても心が前向きな人は、病人とはいわず
体は健康であるのに、心配事が多く不安でいっぱいの人は病人といいます。
原発の事故も含め震災をきっかけにその考え方の癖は明確になり
現実から学びを見つけようとする人、怖さから見てみぬ振りをする人とに
大きく分かれたのではないでしょうか。
私たちの仕事は肉体的にも精神的にも自らの足で立ち上がれるよう自立を
支援することであり、そのことの大切さを改めて実感させられました。
今年はこれらの恐怖や悲しみといった体験を未来の安らぎや楽しみといった
人生の喜びに変換できるよう、チャレンジしていきたいと思います。
そしてどのような出来事も学びのチャンスだと捉えていけるような視点を持つことで
大きな飛躍となるよう「進化」をテーマに取り組んでいきたく思っています。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
中山 嶋崎