子供の病気は大人と違って、悪いものではなく育っていくために必要な
変化であるという見方を私たちはします。
自然な経過を誤るとある部分が育たないこともあるということを考えて
子供の病気を見守ることも大切かと思います。
風邪から成長期に起こす病気を含めて、その経過を見守るポイントは
熱が出た後に平熱以下になる期間があります。
この期間が大事で、このとき体は普段より弛緩しておりあらゆる刺激に対して
無防備になっています。
この平熱以下の期間は子供は動きたくなるのですが、そこをじっと我慢させて
安静に寝かせておけば、その後再発や余病を起こすことはほとんどなく
病気はスムーズに経過します。
平熱に戻ったらもう遊んでも走っても大丈夫です。
平熱以下の期間は40分くらいから長いと数日かかるときもあります。
私たちはその期間が短いほど病気が軽かったといい、長いほど重かったとみます。
病気の時にこのポイントを実行することは、子供の発育を妨げることなく病気を
全うできる最善な方法といえます。