昔から5月は子供の麻疹が多くなるといわれる季節です。
薬を使わず自然に経過させたいご家庭であれば、
注意点としてはできるだけ手を出さないで見守りながら
予後を警戒していれば案外簡単な病気だといわれています。
通常は2週間(発熱の期間は4日)で経過するのが正常です。
潜伏期は11日(体力のない子は長い)。
発疹が出る2~3日前に発熱、鼻水、くしゃみ、咳、目やに、
光をまぶしがることがあります。
それから熱が高くなり、発疹がでます。
発疹はたくさん出るほど安心していいです。
高い熱が出て発疹が全身に及んで4日で恢復期に入ります。
体力がない子供は、発疹が少なかったり早く経過してしまったり
しますが、本当は経過が4日かかるものは4日かかることが
大事で、あまり手を出しすぎてしまうと経過を早めてしまい
返って自然の経過を壊してしまいます。
気を付けるのは予後ですが、かいた汗を冷やして引っ込めてしまうと
肺炎のような症状、咳、心臓の乱れ、中耳炎の症状を起こすことが
あります。
親は麻疹が終わってから1週間は気を抜かないで見守ってあげれば
自然な経過を通して丈夫な子供の肝臓を育てることができます。