6月 アロマ&美容情報

2012/06/1

*** 愛しのヒッポファエ***
皆さん、ヒッポファエオイルをご存知ですか?
沙棘オイルとも呼ばれるのですが、私はヒッポファエという音の響きが好きなので
ヒッポファエと呼んでいます。
ヒッポファエは、グミ科の植物「ウミクロウメモドキ」の果肉と種子からとれます。
「ウミクロウメモドキ」は、中国西域、チベット、ロシアなどアジアの広域に生息し、
高山などの貧しい土壌や厳しい自然環境の中でも強い生命力を発揮し育つので
「生命の実」とも呼ばれています。
ヒッポファエというのは学名で、和名が「ウミクロウメモドキ」・・・。
ウメモドキと呼ばれる由来はわかりませんが、オイル自体がほのかに
甘酸っぱい香りを持っているのできっと元の植物も梅のように甘い香りが
するのではないでしょうか。
このヒッポファエ、1トンの果実から2キロしか摂れないとても貴重なオイルです。
貴重なオイルにありがちですが、やっぱりこのオイルの栄養素って言ったら
本当にすごい!オイルというよりは自然の美容液です!
抗酸化作用の高いカロチノイド、ビタミンE・A・B?・B?・B?・B?・
フラボノイド・亜鉛・ナトリウムなどのミネラルを200種類以上含有しているので、
細胞再生効果が非常に高いのです。
これは、湿疹やニキビなどの肌トラブルからシミやしわのエイジングケアまで
すばらしいチカラを発揮してくれます。
あと、ひじやひざ、ヒップの黒ずみにも効果があることは施術をとおして
実感しています。本当にきれいになるんです!!!
最近はベースオイルとしてだけでなく、ソルトやシュガーに混ぜて
スクラブにして使用していますがこれもまた良い感じです。
スッキリ毛穴を引き締めたい方はソルトスクラブを、しっとり滑らかにしたい方は
シュガースクラブがおススメです。
ヒッポファエオイル自体が、かなり濃いオレンジ色をしています。
それだけカロチノイド含有量が高いということなのですが、しっかり伸ばし
吸収させないと衣服についてしまいますので使用する際は注意してくださいね。
そして最後のちょっとだけスキンケアのお話です。
日本のように四季があると季節の変わり目に気温や湿度の変化があり、
その度にお肌の状態も変化します。
もちろん季節だけでなく、体調や年齢、食べたものやストレスなどにより
日々変化が見られます。
よく「いつもと同じようにお手入れしていたのに、お肌が荒れる。どうしてか?」
などの質問をされます。
「それはいつもと同じだからよ~」です。
先述したとおり、お肌の状態は日々変わるのです。
水分油分の量も必要な栄養分も季節によっても日によっても違うのです。
たくさんの情報から得た知識でそのまま実践してもうまくいきません。
大切なのは知識は知識としてストックし、必要な時に使うことです。
「どうしたらお肌に必要なものがわかるのか?」
それは、自分自身の手をとおして伝わります。
手を化粧水やオイルを塗るだけの道具として使うのではなく、
お肌からのメッセージを受け取るセンサーとして使うのです。
そうすると、手を通して「水分をもっと!!」とか「このオイル、吸収しづらい!」
というメッセージがはっきりと伝わってきます。
その伝わったメッセージ通りにケアをすると、見違えるほどの違いがみられる
ようになります。時間をかけなくてもいいんです。手で自分自身のお肌を
感じることを日々やってみてください。
「スキンケアはスキンシップ」です。愛は伝わるのですよ。