子供の健康情報

2016/10/29

今年のように暑さ寒さが交互に来るときは、気温が下がると
余分に寒さを感じるもので、そのために寒い日は風邪を引くからと
子供に厚着をさせているお母さんがいます。
しかしこれは考え物で、急に厚着をさせると返って風邪にかかりやすく
なるのです。
その理由は寒くなることで皮膚が引き締まり汗腺が閉じることで
内臓の働きが旺盛になります。
内臓が旺盛になると免疫力は活発になり感染しにくい体になります。
こうなってはじめて冬の体になったといいます。
ところが急に厚着をさせると、体は汗腺の開いた夏のままです。
夏の体は皮膚が緩んで内臓は怠けた状態ですので冬の影響に
極端に弱くなります。
風邪をひかない、または引いてもすぐに経過できる子供にするには
今の季節、寒くなりはじめたときは厚着をしないで寒さに耐えさせることです。
寒さを感じることで皮膚は引き締まり冬の体になります。
それから着せるようにすれば丈夫に冬を過ごせます。
夏は夏の体、冬は冬の体であってこそ免疫力を十分に発揮できる
子どもであるといえます。